更に古民家再生

いつもの如く年に数件の長い更新になりました。
一人で営業、設計、デザイン、施工と何でもかんでもしてるのでサイト更新する暇がなかなかできません。
結構見てくれてる方からも、込み入った相談などもよくあるのでありがたいことです。

最近行ったもので面白そうなものを上げてみます。

今回の現場はこの前の古民家で工事していた時に、突然訪れてきた方で,どうやらいろいろと訳ありだとか、色々とお話を聞いてみることに。

1、以前にこの物件(今工事してる画像の家))の購入を考えていた。
2、しかしあまりにも酷いので見送る(確かに)
3、割と近くで別の物件を購入
4、知り合いの大工に頼むが途中で色々あって断念
5、更に別の業者に頼むがこれも途中で断念
6、工事途中で2年程経過中
7、知り合いにこの物件の事を聞く
8、そして現在、

とりあえず別の日に見に行くことに。

現地確認

そしてこれが現在の状況

建物外部はすでにできているので問題はないが、大問題なのは内部!
先行でフローリングは済んでるようだが、、、、、、、
柱や梁の補強とある程度の下地までは出来てるような出来ていないような?
何を目指して作っていたのかわからない箇所など

耐震の補強も正直中途半端なまま

それよりも不思議なのが

あるべき場所に柱がない?
なぜ抜いたのか?抜いてどうするつもりだったのか?

一応上の梁で持たせるつもりなのだろうが、俺なら抜かない絶対に抜かないと思う。
多分地震が来たら捻るように右の壁側から倒壊していくと思う。

お客様も知り合いの設計士に構造計算してもらったらしく、柱を入れる、更に耐力壁で保たせるべきと言われたそうだとの事。

しかし言うのは簡単だが、いざする者にしてみたら大変だ!
まあここがリフォームの面白い所でもあるけど。

施工開始

開始なのだが今回も作業に熱中しすぎて撮影忘れているので、有り合わせの写真で紹介します。

とりあえず今回は
構造材の補強、不足箇所の補強
壁天井の下地と仕上げ
窓、建具周りの納め
細かい所はお客さんと決めながら進行
各部の細かい所はこちら任せ
予算内に納めるが今回の目標

まずは片付け

色々採寸したり

下地組んだり、柱や梁を補強したり、補修したりとすることが山盛りいっぱいあります。

ノミやマルチツールで削ったり、仕口や継手でどうにか後入れしたり、金物使って補強したりと毎日毎日してます。

とりあえず壁天井下地はここまで、後はお客さん達が自分で珪藻土か漆喰を塗るとのこと。

問題は建具類など

当初見積時点では、既製品のドアで予定していたのですが、お客さんがどうしても引き戸が良いと、全室引き戸、それも輸入品のドアを引き戸にしたいとの事。

とりあえず開口部を開けて、仮入れしてみる

墓にも二階に2ヶ所、トイレ、トイレ、洗面、和室に合計6箇所

敷居鴨居を溝彫りして更に仮付け

更に色々としていく

間仕切り作ったり、板張ったり、欄間を壁付けたり、洗面作ったりしていきます。

柱、梁をどうするか?

次にリビングに入ってる鉄骨と例の柱がにけて所を

鉄骨の所は垂れ壁にしてしまおうかと思ったけど、お客さんとの話で、大きな梁風にすることに決定。

例のところにもしっかり効かせて柱を入れます

浴室・洗面所など

終わり

壁など他の仕上げはお客さん達が自分達でするので、うちの仕事はここまで!
いつもの如く撮影忘れ多数ありです