でも友人知人から足場作る仕事?位の事しか知らないので、その辺りがあったので書いてみようかと。
鳶職ってどんな仕事?
世間の建築関係ではない方でも、例えば大工と言えば子供でもイメージで家を作る人とわかると思いますし、他にも左官といっても大人であれば大体わかると思います、まあ大工も左官も今では細かく分かれていますけど、ここではその位で。
じゃあ鳶職とは
鳶職(とびしょく)(曳き屋、遣り方と同じ)とは、一般的に日本の建設業において、高い所での作業を専門とする職人を指す。鳶、鳶の者、鳶工とも言う。町場では地業も行う基礎工事、簡単な間知石積など、またこれらのことから「鳶、土工(土方)」と一括りで呼ばれる。
作業の種類や職業などによって「足場鳶」「重量鳶」「鉄骨鳶」「橋梁鳶」「機械鳶」など多岐に渡りそれらを総合的もしくは専門に行う者がいる。
建築現場では、高所を華麗に動き回る事から「現場の華」とも称される。
引用:wikipedia/鳶職
このように書かれています、要約すると高い所の専門業と言う事になります。
しかし初めてwikiで見たけどここ読んだほうが詳しいので興味ある方はそちらで、wikiに書かれていない事書いていきます!
もう少し具体的に説明!
wikipediaに書いているように鳶職も細かく分かれています。
足場鳶
鉄骨鳶
重量鳶
送電鳶
などはwikipediaが詳しく書いてます。
では書かれていないのは以下の用途、内容ですが
解体足場
ビケ(ピケ)足場
橋梁、塔
さらに細かく分類してるとキリがないので割愛します。
例えば建て方などは、九州方ではほとんどいないと思いますが関東辺りは今でも鳶の仕事だと思います。
(詳しい方いましたらコメントで教えてください)
建て方とは?
建て方とは、木造住宅を建てる時に上棟・棟上げなどと言われる構造材の組み上げの事(上棟、棟上げも違うのですがココでは同じ扱いで)このようなモノですね。
木造以外にも鉄骨なども建て方がありますが今回は木造の話で進めます。
今でもたまに見かけると思いますが?
今は大工で建て方もしていますが、本来は鳶職の仕事
大工→木材の加工
鳶職→加工された木材の組み立て
このような分業で行われていました。
ココからは推測ですが。
建て方はこのような事です。
今はクレーンを使って組むので力仕事と言うよりは、高所での作業な感じですね。
では大昔は
思い切り力仕事ですね(笑)
角材を揚げてるのが鳶
右辺りで加工してるのが大工
■需要と供給の理由 大工→高度な技術専門集団 鳶職→度胸と腕力(ちょっと危ない集団)
■それらの理由で! 構造知ってる→壊す事可能! 高い所OK→屋根位楽勝よ 腕力→ドンドン壊せる命知らず→どこでもいいよ! 『ねー君達、火消してとかしてみない?』となりますね。
おまけに昔は破壊消防と言って火が出てる両隣の家を先に破壊して燐焼防止の破壊仕事、解体も鳶の仕事だったらしいのでうってつけですね。
ちなみに資材を現場で上に揚げる時に、福岡では天狗と言います。
他の地域もかな?
足場資材の種類
次は足場資材です色々な種類があるのですが。
ここでは資材の種類だけ説明します。
画像を見てもらうとわかりますがこれがビケ足場
柱(建地/たてじ)になる部材にクサビを打ち込む為の穴が空いてる窪みが付いています、ここに様々なクサビ型付いてる資材を引っ掛けて組み上げていきます。
このように
手摺やブラケット、足場板などをどんどん打ち込んで、掛けていって組み上げていきます。
基本的にはハンマーだけで足場が組めます。
次に枠組足場
これは
以下のように
縦枠と言われるものにブレスを引っ掛けてトラス構造されたものをいくつもくっつけて組んでいくものです。
基本的に足場組みの場合地道に一つずつ上記のように運んで組み上げていきます。
恐らくこれは推測ですが人工知能がいくら発達しても無理な作業ではないかと思っています。
人口知能についてはいずれ書く予定です。
高さは有る上に、アンカーで固定するまではかなり揺れています。
正直慣れていないと、立っていられないと思います。
これは足場をバラしてる時にアンカー(壁つなぎ)を外して補修してるところです。
足場材は他にも単管(パイプ)など色々な種類がありますが、他は省いて一般的なビケ足場材、枠組足場材だけにしておきます。
今回はここまで、次回更新します。
次回は鳶職のさらに細かい事でも書きます。