今回のご依頼は、母屋の横にあるポンプ室兼物置小屋?を崩れかかっているので、作り替えて欲しいとの事です、奥を物置、手前を洗濯室にしたいとの事。
目次
現地の状況
作り替える箇所はここです
内部の状況
柱も梁も垂木などほとんど腐食しています、なんでも昭和30年前後頃作ったらしいです。
大体の形状
大まかプランニング
今回も構造と細かい所は現場製作、現場組みとしても、大まかな方向性などは事前に決めておきたい所。
- 工期は割とある
- 予算は30万程
- ほとんどお任せ
- 希望は物置と洗濯室が欲しい
- 洗濯室はクロス仕上げにする予定
- クロスと床は自分でする
大体の上記が今回のご希望
問題は基礎は?法令上は?予算内で可能かなど結構問題がありますが、まあ他の現場の合間でも良いとの事で、それに面白そうです。
大体このような感じで行こうと決めました。
地盤、遣り方、基礎工事
まずは土木工事、地盤をある程度固めて砂利まき、捨てコン、ブロックと束石併用で行こうと思います、最終的には全面に土間コンになるのでその分の厚みを考慮して基礎天端を出しておきます。
面倒なので既存建物は解体済み
掘り出して、石巻いて、捨てコン、埋め戻します。
仮建て方、仮組み
今回はすべて現場施工で行くので、おおまかな図面はありますが、結局はいつもの現場合わせで行きます。
間口、奥行き、高さ、屋根の勾配など、仮組みで位置決めしていこうと思います。
結局これだけで丸2日かかりました!
しかし!これが今後の構造の全てが決まるので、妥協はできません。
フレーミング開始
さあいよいよフレーミング始めます、日本で言う立て方や棟上です。
天気もいいし、何度しても初日は楽しいですね。
手始めにお隣とのブロック際の壁面から始めます、ブロック隙間がやく5センチなので、こいつから一気に決めていきます。
ついでにドアを仮付けして屋根の垂木も置いてみます。つっかい棒兼用ですね。
次に各部の壁面組み上げて、一気に垂木まで組みます。
初日はここまで、帰って気分良く飲みます。
ルーフィング、ラフター、ダメ周り
翌日は屋根を張っておこうと思います。天気予報では暫く雨との事、在来工法と違って、屋根まで決められないのが辛い所です。
ポンプ室までは行けませんでした、というのも壁も何もないですし。
次に奥のパイプ室まわりは今日なんとしても決めます。
明日は豪雨との予報なので絶対に!
バタバタして、写真忘れていた!
後日写真ですが
内部間仕切&ドア
ここで問題発生!
垢の射線部分を開口部と勘違いしていました、確かに施主の方はドアとか言っていたような?いや言ってたの覚えてる。
お任せなので、完全に忘れていました。
幸い、ドアならなんでも良いとの事なので、タキロンで簡単にドアでも作ろうかと思いましたが、、、、、
あまりにもダサいだろうと思い、勝手に黙ってドアを作ってみます。次の現場まで一ヶ月程開けてるし、まあいいか
みた事あると思いますが、バーンドアとかなんとかドアです、いつもこのドアばかり作っています、結構安くできるし、ベニア貼りのフラッシュドアより強いので。
ちなみに私は外国板ドアと言ってます。
ハンドルはアイアン風に奮発
製作過程はいつもの如く忘れてました。
休憩中です。
正面壁に窓?どうするか?
後は正面壁仕上げて、内部にボード貼れば終わりなのですが。
換気など考えると窓が欲しい所、小窓なんかつけたら可愛いかもと試行錯誤中です。
完成イメージは頭の中にあるのですが、どう納めるか?
こんな感じで行くか
など考えていますが、材はあるし、窓も作るけど、問題が時間が無い、、、、、、、
今回は見送りですね
完成!
あれこれ余計な事したり考えたりしながらも、正面にはガルバの波板張って、ドア付けて、各部納めて完成!
今回の施工概要は
施工費30万(床、クロス、他工事は無し)
工期は一ヶ月半で実質2週ほど
仕事としての収支は利益はほぼ無し
まあ他現場掛け持ちの合間に施工の条件でしたので、楽しかった分だけ利益ですね。
正面は板にして、小窓が付けたい所でした、、。
このように、改築造築の施工条件が悪い所でお悩みの案件随時募集中です!
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